商業登記

商業登記

■商業登記

商業登記とは、法務局の商業登記簿に会社の情報を記載した登記のことです。

登記の内容は、商号、会社の事業目的、本店所在地、役員、資本金等です。会社を設立した時は、商業登記を行わなければ会社として認めてもらうことができません。

また、登記簿記載の内容に変更が生じた場合は、登記の変更が必要です。例えば、取締役や監査役などの役員の氏名や住所が変わったとき、会社の商号や目的を変更するとき、本店を移転するとき、増資・減資をするとき、合併するとき、会社を解散するとき、任期満了などで取締役や監査役が変わったときなどです。

登記を申請する先は、会社の本店所在地を管轄する法務局などです。直接出向かずに、郵送やインターネット上で申請することもできます。登記簿は申請があれば誰でも閲覧することができ、ビジネスの上で取引相手の会社の実態を調べたい時に役に立ちます。

気を付けていただきたいところは、会社法などの法律で、会社などの法人の登記は、原則として、登記簿の内容に変更が生じたときから、本店所在地では２週間以内、支店所在地では３週間以内に登記申請しなければならないとされています。この期間を過ぎると登記懈怠となり、代表者個人に対して過料の制裁を受ける可能性があります。

私の経験上、取締役など役員の変更登記（役員の構成が変わっていなくても登記は必要です。）や代表者の住所変更登記などが、忘れてしまっていることが多いように思いますので、お早めに登記されるようお願いいたします。